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1. 半導体・AI業界、米エヌビディアの投資拡大で恩恵

　米国のグラフィックスプロセッサ・半導体大手のエヌビディア・コーポレーション(NVIDIA Corporation)が ベトナムの政府や主要ハイテク企業との提携を拡大していることが、ベトナムの半導体・人工知能(AI)業界の発展を後押しするほか、ハイテク産業への外資誘致にも貢献すると期待されている。

　計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2024年1～11月期のFDI認可案件のうち、半導体や太陽電池、電子製品・部品などの分野における大型案件が多数あった。

　専門家らによると、ハイテク産業向けFDIを誘致するための重要な要素の一つは質の高い人材。政府は優遇政策やインフラ整備、行政手続きの改善に加え、ハイテク分野の投資家の要求を満たす人材育成を推進する必要がある。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞

ベトナム企業詳細調査レポート

2. 週間☆アクセス数上位ランキング！（2024年12月16日～2024年12月22日）

　このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ベトナム航空、5年ぶりに黒字転換の見通し

　ベトナムのフラッグキャリアで、全日空が出資するベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、2024年度業績見通しを発表した。

　同年の売上高は上場以降最高額となる前年比+24％増の113兆5770億VND(約6900億円)、年間計画を7％上回った。税引前利益は5年ぶりに6兆2640億VND(約380億円)の黒字に転換し、年間計画を38.5％上回る見込み。

　11月末、国会はHVNの新株発行増資案を可決した。増資案によると、新株発行は2回に分けて行い、資本金を最大で+22兆VND(約1330億円)増やす。1回目は国家資本投資経営総公社(SCIC)を引受先として総額9兆VND(約550億円)の新株を発行する。2回目は戦略的パートナーを対象に最大13兆VND(約780億円)の新株発行を実施する。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞(記事本文には、HVNの2019～2023年業績と2024年見通しのチャートあり)


2 位 ビンファスト、EV部品現地調達率向上へ

　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は、EV部品現地調達率を現在の60％超から2026年には84％へと引き上げる計画だ。国内生産の需要に応えるほか、国内の自動車部品産業を促進することを目指す。

　同社はボディ、モーター、ルーフ、ショックアブソーバーなどのEV用主要部品を生産しており、将来的にはシート、ワイヤー、ライト、ホイール、ブレーキステアリングシステム、内装・外装部品なども製造する予定。特に、EVの最も重要な部品であるバッテリーを自社で生産できれば、現地調達率84％を達成することになる。

　VICは2021年末、北中部地方ハティン省キーアイン町のブンアン経済区内でEV用バッテリー工場を着工した。第1期の開発面積は8haで、年産能力はバッテリーパック10万個となる。投資総額は4兆VND(約240億円)超。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞

3. 今週の銘柄評価

　ベトコムバンク証券(Vietcombank Securities＝VCBS)はパイプコーティング、耐食性金属製品・機械の製造、パイプライン敷設、ガス関連施設の建設・設置を手掛けるペトロベトナムコーティング[PVB](PV Coating)株の理論株価を1株3万2912VND(約203円)と評価し、投資評価を「買い(Buy)」とした。

　2024年業績見通しは、売上高が前年比▲10％減の2200億VND(約13.6億円)、税引後利益が同3.2倍の110億VND(約6800万円)、1株あたり利益(EPS)が503VND(約3.1円)と予想されている。

　2025年は、売上高が同3.4倍の7530億VND(約46.5億円)、税引後利益が同3.4倍の370億VND(約2.3億円)、EPSが1708VND(約10.5円)となる見込み。

　石油・ガス探鉱生産(E&P)活動の増加により、パイプコーティング事業の堅調な成長が予想されている。

　PVBは国内最大のガス田開発プロジェクトの1つであるB鉱区・オモンガス開発案件のパイプコーティング工事を受注する見通し。受注額は約1億USD(約157億円)、2025～2027年の売上高は2兆5000億VND(約154億円)と推定される。

　このほか、2025～2028年にLac Da Vang油田開発案件やSu Tu Trang油田開発案件(第2B期)などのパイプコーティング工事を受注する見込み。

4. 編集後記

　毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。
　今週はダナン在住のボネより、「ダナンの本屋を訪れて」のお話です。

　先日子どものクリスマスプレゼントを選びに、ダナン中心部の本屋FAHASA-Leduan通り店を訪れました。ここはダナンで比較的規模が大きく、6階建ての本屋です。その中に本、文房具、雑貨などが売られています。

　今回はここで日本の絵本をベトナム語に翻訳した本を購入したく訪れました。以前訪れた時は外国の本コーナーの一部に置かれているだけでしたが、今回はフロアの見やすい場所に日本の絵本コーナーが設けられていました。

　片面には、私の子どもも愛読しているMore Production Vietnamさんの絵本たち。絵本は5万VND以下のものが多く、とても手を取りやすい価格になっています。

　反対の面には、Gakken（学研）さんとDTP Education Solutionsさんの絵本や教材が置かれていました。

　先日友人に日本語版をもらったばかりの「まるまる ころころ（Tròn Lăn Long Lóc）」という本も見つけました。ベトナム語版も購入して、２言語で読んであげようかと思いましたが、少しお値段が張ったのでこちらはまた次回検討ということに…。

　結局今回は新しく日本の絵本のベトナム語版３冊を購入し、クリスマスプレゼントにしました。

　店内には本のほかにクリスマスグッツやおもちゃなども置いてあり、イベント前の賑やかな本屋を楽しめました。

　メリークリスマス！ 

photo by ボネ
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。